仕事

エアコン取り付け講座?昔はルームエアコン1台取り付けると5、6万程度の利益があった!今は本体工事込みでそのくらいの値段にしかならない!去年の10月から旧フロン(R22)使用のエアコンがメーカー出荷出来なくなり新フロン(R410)使用の機種に変わり仕入れベースで1万程度値上がりしている!銅の値段も高騰してるし、利幅はますます狭くなる。新フロン機種が発売された当初工事等が複雑になるために工事費値上げを期待したのだが量販店の工事代は横這いで1万円前後、当然手抜き工事が出てくるのは必至!いいのだろうか?ちょっとそれについて写真を交え語ってみる!
まず取り付け位置を選定し背板(取り付け金具をつける)
←取り付け金具

ここには穴が開いていないので空ける作業が必要となる!木造モルタルALC工法の所は工事代に含むらしい鉄筋コンクリートの場合は別途

←穴あけ

次は本体に連絡線(渡り線、室内機と室外機を電線で繋ぐため)の取り付け

←2mm3芯のFケーブル

↑この線も手抜きと言えるかわからないが、量販店の取り付け工事ではワンランク細い(1,6mm)ものが使用されるケースが多々ある

連絡線を接続したら、室内機を引っ掛ける!右に穴が開いているので銅管とドレーンホースの接続は外側で出来る!

←室内機装着!

あとは銅管とドレーンホースを繋ぐ作業!

←フレア加工

銅管を接続できるように加工する!出来合いのものもあるが自分で加工したほうが格安で済む(^^ゞ

←室内機側と銅管接続

締め付けは専用のトルクレンチを使用した方が締め付けの力が一定になるので良い!

←適度な長さで切る

↑のというか最近はフレア工法が当たり前だが以前はワンショット接続という工法が取られていて配管の長さを自由に変えられなかった!50センチ単位で出来合いのパイプを継ぎ足すような感じだった!

で大事なのが↓のエアパージ!配管を繋いだがその中には大気中の空気がそのまま存在する。このままバルブを開いてしまっては、空気とガスが混在して冷媒系統の中を流れることになる!粉塵や空気中の水分も混ざってしまうので冷媒系統の故障につながるとの事から以前のガス(R22)と時も行ってはいた!やり方は、低圧(太菅)の室外機側のフレアナットを緩めておく!高圧(細菅)のバルブを開放する!室外機のコンプレッサー内にあるガスが細菅→室内機→太菅へと押し出し緩めていたナット部分から空気を追い出す方法がとられていた!エアコン取り付け作業を見た事のある人は最後に「しゅ〜〜〜!」と言う音を聞いた事があるはずだと思う!
旧フロンの場合1つの安定したガスであったのに対して新フロンは何種類かのガスの集合体「しゅ〜」とやってしまうとガスの比率が変わってしまう事とそのやり方だと水分がうまく抜けきらない欠点がある!だいたいフロンを大気中に放出してはいけないと法律で決まっているのに・・・省令だったかな???

←真空エアパージ

↑のポンプを使い配管内を真空状態にすれば水分の蒸発と配管内からガスを一切漏らすことなくエアパージが出来る!
何が言いたいのかと言うと、2ヶ月前に在庫であった同じクラスのエアコンと同じ値段にしろと!いくら説明しても聞いてくれないのでムカついた!ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆ ケシカラン!!